2024年6月15日土曜日

精神疾患は家族に理解されない。

 僕は難病で身体障害者でありますが、精神にも障害を負っていて、精神障害者でもあります。

両方とも手帳を持っています、身体障害者手帳と精神障害者保健福祉手帳ですね。

両方とも外見からは分からない感じになっています。身体障害といっても車椅子に乗っているわけではありませんので、内部障害ということになります。これはなんとなく理解されます。

が、精神障害については、なにそれ、怠けているんじゃないか、という話になるようです。

僕は精神障害者なので、精神科に通っているのですが、薬を出して貰えます。薬が合えばいいのですが、最初のうちは効果が強かったりして、体が思うように動きません。怠いといえばわかりやすいと思いますが、体が重かったり、怠かったりして思うように動きません。

それで、仕事にも遅刻をするんですね。

これが家族は許せないらしく、

「私たちの時代には遅刻なんて絶対許されなかった」

というのです。したくてしているわけではなくて、体が動かないのです。眠剤その他諸々薬の影響もあって、遅刻せざるを得ないんですよね。でも、その分、給料は引かれています。そういうことを家族に伝えると、

「だったら、自分で薬の飲む量を調整したりすればいい。怠くなるのであれば、少なく飲むようにしたり、飲まなかったりすればいい」

どういうことですか?と思いませんか、精神科の薬が合わないかもしれないから、自分で量を調整すればいい、薬ってそういう飲み方していいんでしょうか?嫌だから、飲まない、怠くならないように少なく飲めば良い、そんなんだったら、医者が指示してくれた飲む量というのは一体全体何なんだということになると思います。

精神障害は一見すると、普通の人に見えます。だから、普通に振る舞え、というのであれば、なぜ精神科に通っていて、しかも手帳まで持っているのでしょうか。

身近にいる人間が精神疾患に対して、まったく理解をしていない、そんな苦しいことがあると思いますか。

普通に見えるから普通に振る舞え、なんて、精神障害者にたいしての虐待ですよ。

会社もそういうところがあり、見えるは普通なんだから、なんで配慮なんかしなければいけないんだ、だったらやめればいい、そういう所にいけばいいとも言われたことがあります。立派なパワハラです。

世の中、精神障害に対して理解がなさ過ぎると思います。

精神障害は本当に苦しいんですよ。

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